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うつ病とは

うつ病はめずらしくありません。うつ病は日本人の約15人に1人が経験する身近なものです。うつ病は、年齢、職業などに関係なく誰でもかかります。几帳面で責任感や正義感が強く、他人から信頼されるまじめな人、その一方で、上手な手抜きができず、自分一人で責任を抱え込んでしまいがちな人がなりやすいともいわれています。性格や心の弱さのせいではありません。
 

うつ病の症状

気分の症状
抑うつ気分、悲哀感、不安感、イライラ

行動の症状
興味の喪失、集中力の低下、意欲低下、焦燥

思考の障害
些細なことへのこだわり、悲観的な考え方、自責感、自殺念慮、自殺企図

身体の症状
全身倦怠感、易疲労感、不眠、食欲低下、性欲減退、頭痛、頭重、肩こり、口渇、動悸、喉頭部異常感、胃部不快、頻尿 
 
気分行動思考身体反応の4つの領域の症状は、それぞれ関連しあっています。
 
 

うつ病の原因

うつ病のはっきりした原因はわかっていませんが、ストレスをきっかけに起こることが多いです。
ストレスには2種類あります。
 

大きなストレス

病気、離別・死別、転職、配置転換、引っ越し・・・
 

小さなストレス

仕事・学業上のストレス、日々の人間関係、孤独感・・・
 
うつ病の原因としてはいくつのかの仮説があります。
脳には神経と神経の間を伝達する化学物質(モノアミン)があります。ここでのモノアミンは具体的に言うとセロトニンとノルアドレナリンのことです。
うつ病では「モノアミン伝達機能の低下が原因で起こっている」とするモノアミン仮説が最も有名です。抗うつ薬はモノアミンの伝達機能を高めるものであり、実際臨床上でも有効です。しかし、モノアミン仮説だけではすべてがうまく説明がつかず、仮説の域を出ないのです。うつ病の解明については将来的な研究成果が待たれています。
 
 

当院の治療法

一般的なうつ病の治療を行います。治療原則は、①休養②薬物療法③カウンセリングです。
 

①休養

症状が重い場合には静養が必要です。
重くなくても、生活上の負担を軽減するような工夫を講じることが必須です。
睡眠時間、運動や気分転換の習慣、飲酒癖など、生活習慣の改善も大切で、患者さんと一緒に見直します。
 

②薬物療法

うつ病の治療には抗うつ薬を用います。最近では副作用の少ない、SSRIやSNRIをよく処方します
症状によっては抗うつ薬に加えて、抗精神病薬睡眠薬抗不安薬を併用した方が効果的です。
抗うつ薬の効果を出すためには、十分量を十分期間投与する必要があります。
副作用に注意しながら少量からゆっくり十分量へと増量していきます。
初期量が多いと副作用が現れやすく、逆に治療量が少ないと本来の有効性が現れません。

うつ病は改善後も引き続き半年間は再発しやすいので、この期間は抗うつ薬療法を続けます。
社会的機能が以前の状態に戻り、かつ再発がないことを見きわめてから、抗うつ薬の減量や中止を検討します。
過去に何度も再発している患者さんの場合には、2~3年にわたる抗うつ薬療法が必要です。
 

③カウンセリング(支持的精神療法)

患者さんとの信頼関係の確立を図ります。その上で、診断・見通し・治療法などについて疾患教育(サイコエジュケーション)を行います。治療をともにすすめて行くように患者さんを精神的に支援します。
 
※当院ではうつ病の患者さんに認知行動療法も行っています。ただし、人数限定で行っており、希望者が多い場合は順番待ちになることをご了承ください。
 
 

うつ病とEPA,DHA

 いわしやさんまなどの青魚に多く含まれ、脳機能の回復に有効だと言われているEPA(エイコサペンタンエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)ですが、最近うつ病の改善にも有効であるとの報告がされています。EPA,DHAには神経細胞を守り自己治癒力を高める作用があります。
 


フィンランドでの研究によると、自殺を図る人や抑うつ状態になるのは魚嫌いの人に多く、魚好きの人に比べその危険率が2倍であったとのことです。また、うつ病や双極性障害の人は血液中のDHAが足りないことも報告されています。

近年のいくつかの研究ではEPA、DHAなどから構成されるオメガ3系脂肪酸の補充療法の有効性が報告されています。EPAとDHAのどちらか単独の補充では効果がうすく、共に必要なことが明らかになっています。

標準的な抗うつ薬だけで効果が不十分な場合、補充療法を試してみてはいかがでしょうか。当院ではオメガ3系脂肪酸の補充療法に注目し、積極的に行っています。オメガ3系脂肪酸は食物(魚油)であるため副作用はほとんどありません。興味のある方は是非当院でご相談ください。


 

授乳中の患者さんへ

 
向精神薬の授乳への影響について、相談されることが少なくありません。薬が赤ちゃんに悪影響を及ぼさないのか心配ですよね。

 
O’Brienは以下の4つに分類しています(大まかに記します)。
(1)   母乳中にほとんど移行しないもの
   ・三環系抗うつ薬(商品名:トフラニール、トリプタノールなど)
(2)   少量の以降がみられるが、乳児への影響は無視できるもの
   ・クロルプロマジン(商品名:コントミン、ウインタミン)など
   ・SSRI:フルボキサミン(商品名:デプロメール、ルボックス)、パロキセチン(商品名:パキシル)、サートラリン(商品名:ジェイゾロフト)
(3)   母乳に少量移行し、乳児に多少の影響を与える可能性があるもの
   ・ハロペリドール(商品名:セレネース)など
   ・ベンゾジアゼピン系抗不安薬
   ・抗てんかん薬
(4)   母乳にかなりの量移行するもの
   ・リチウム(商品名:リーマス)
 
上の(1)と(2)の薬であれば赤ちゃんへの影響はないと考えられます。
 
気分障害や不安障害の治療を受けている方は、副作用のより少ない抗うつ薬であるSSRIや、不眠や不安にはクロルプロマジンを使って頂ければ安心でしょう。
 
赤ちゃん.png

文献:松島英介「妊娠・出産・授乳における向精神薬の使い方」、精神科治療学第28巻5月号、2013

 

よくある質問

Q:うつ病は、こころの病気ではないのですか?

A:うつ病になると、「気分がめいる」「憂うつ」などと精神面に影響を及ぼします。そういったことから、こころの病気と捉えても間違いではありません。しかし、実際には脳を構成する無数の神経伝達物質のうちの、「セロトニン」「ノルアドレナリン」が減少することから、脳の情報伝達にトラブルが起こる病気、という捉え方もできます。
 

Q:うつ病のくすりで依存症になったりしませんか?

A:心療内科や精神科で処方されるくすりというと、漠然とした不安感を抱く人もいるでしょう。しかし、うつ病治療の柱となる抗うつ薬には依存性はありません。医師からいわれた量を守って正しくくすりを服用していれば、依存を起こすことはありません。
 

Q:くすりはいつまで飲めばいいのですか?

A:きちんと治ってから、最低半年は続けた方がよいです。できれば1~2年ぐらい続けておいた方が再発を防ぐためにいいと思います。
 

Q:うつ病のくすりは抗うつ薬だけなのですか?

A:うつ病になると、不安な気持ちや眠れなくなるなどの症状があらわれます。人によっては、妄想が出ることもあります。それらの症状にあわせて「抗不安薬」「睡眠薬」「抗精神病薬」と呼ばれるくすりを抗うつ薬と一緒に服用することもあります。
 

Q:うつ病は検査で分かりますか?

A:現在のところ検査ではわかりません。うつ病の症状を医師が問診して総合的に診断しています。
 

Q:休養時期には、自宅でどんなことをすればいいのですか?

A:休むことに慣れていないと、ついつい「この機会に何かをやらねば…」と自分を追いこんでしまいがちです。無理やり外出をしたり、経験のない家事を始めたりするなど、あせりから何かを始めるのは禁物。患者さんには、自分自身をゆっくり見つめる時間も必要です
 

Q:休養中は、好きなだけ寝ていてもいいものでしょうか?

A:休養は大事ですが、徐々に生活のリズムを整えることも考えましょう。朝は決まった時間に起きて布団をたたみ、外出の用事がなくても服を着がえるなどの習慣をつけることで、睡眠中心の生活から抜け出せるきっかけをつかみましょう。
 

Q:うつ病は治ってもまた再発してしまうのですか?

うつ病は治ってから、10年以内に再発する人が半分です。何回かうつを繰り返した人ではもっと再発率が高くなるといわれています。
 

Q:うつの再発を防ぐためにはどうすればいいのでしょう?

A:薬を医師の指示通りにきちんと続けて、過度のストレスをさけた無理ない生活を送ることが大切です。適度な運動も必要です。また、認知行動療法は治療後も再発率を下げることが知られています。
 

Q:うつ病の治療においては、どのような医師が望ましいのでしょうか?

A:臨床心理学の用語に「ラポール」という言葉があります。これは、うつ病の治療においていうと、医師と患者さんがともに信頼しあい、安心してコミュニケーションできる状態にあることを意味します。うつ病の治療においてはラポールなくして回復は望めないといえるでしょう。いくら高度な技量を持っている医師であっても、患者さん自身がこころの底から打ちとけられる相手でなくては治療効果も期待できません。



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